2017年現在、日本で発行できるゴールドカードのうち、年会費を無料で維持できるカードが3つあります。それを便宜的に「年会費無料の日本三大ゴールドカード」と呼びます。
年会費無料の日本三大ゴールドカード
年会費無料の日本三大ゴールドカードは以下の3つです。
- エポスカード
- イオンカード
- セブンカードプラス
それぞれ、元々はノーマルのクレジットカードです。それを、利用額や利用サービスなど、特定の条件をクリアするとインビテーションが送られてきます。このインビテーションに対して応募すると、晴れて年会費無料のゴールドカードがゲットとなります。
ゴールドカードにアップグレードできるイオンカードの種類
イオンカードにはさまざまな種類のクレジットカードが存在します。そんな中で、ゴールドカードのインビテーションがやってくるカードは、以下の3種類です。それ以外のカードではゴールドカードのインビテーションはこないのでご注意ください。
- イオンカード
- イオンカード(WAON一体型)
- イオンカードセレクト
イオンSuicaカード、イオンJMBカード、コスモ・ザ・カード・オーパスなどのプロパーではない提携カードに対しては、インビテーションは一切来ることはありません。
ミニオンズのイオンカードはゴールドカードにできる?
2017年にミニオンズのイオンカードが登場しました。大人気のミニオンズがゴールドカードになったら、そのプレミア感とかわいらしさでとても嬉しいですよね。しかしながら、2017年9月現在の公式サイトの案内では、以下のようになっています。カード発行数や、企画モノではなく正式なイオンカードとしての定着がなされれば、ディズニーデザインのようにゴールドカードに昇格もありえますので、今後の動向にも注意したいところです。
Qイオンカード(ミニオンズ)はイオンゴールドカードへ切替はできますか?
A イオンゴールドカードへのお切替対象外となっております。
Qイオンカード(ミニオンズ)はミニオンズのゴールドカードはありますか?
A ゴールドカードはございません。
イオンカードとイオンカードセレクトの違いは?
イオンカードとイオンカードセレクトの一番の違いは、イオン銀行と紐付いているかどうか? です。イオンカードセレクトは、イオン銀行も同時に契約となり、引き落とし口座がイオン銀行のみとなります。しかしながら、イオンをよく利用する人にとっては、恩恵が高いカードですので、自分の利用シーンにマッチすれば、イオンカードセレクトを選ぶこともよい選択肢となります。
カードの種類 | イオンカード (WAON一体型) |
イオンカードセレクト |
---|---|---|
発行元 | イオン銀行 | |
年会費 | 年会費無料 | |
通常デザイン 国際ブランド |
VISA・MasterCard・JCB | VISA・MasterCard・JCB |
ディズニー・デザイン 国際ブランド |
– | JCB |
機能 | クレジットカード機能 電子マネーWAON機能 WAON POINTカード機能 |
クレジットカード機能 電子マネーWAON機能 イオン銀行のキャッシュカード WAON POINTカード機能 |
追加機能 (発行手数料、年会費は無料) |
ETCカード 家族カード Web明細 イオンiD |
ETCカード 家族カード Web明細 イオンiD |
振替口座 | 任意の銀行を選択 | イオン銀行に限定 |
ときめきポイントの還元率 | 0.5%(200円で1ポイント) ※イオン店舗では1.0% |
0.5%(200円で1ポイント) ※イオン店舗では1.0% |
WAONのオートチャージ | ポイント付与なし クレジットカード利用分として請求 1日何度でもオートチャージ可能 |
ポイント付与あり イオン銀行の口座から即時引き落とし 1日に1度のみ利用可能 |
どちらがよいかの判断基準は、ずばり引き落とし口座を好きな銀行にしたいなら、イオンカード。イオン銀行でもOKなら、イオンカードセレクト。という部分が判断基準になります。
ゴールドカードに変更時、券面も変更できないので注意!
イオンカードは、通常の紫色のカードデザインと、ディズニーデザインの2種類があります。自分がどのカードデザインを持っているかによって、ゴールドカードのデザインがあらかじめ決まっています。たとえば、イオンの標準カードの場合、そのままのデザインでゴールドカードになります。
一方、ディズニーデザインのクレジットカードをはじめから所有している場合は、ゴールドカードに変更時もディズニーデザインのゴールドカードに変更となります。これらは、デザインによってカード会社が異なるため(それぞれVISAとJCB)です。あらかじめ自分のほしいデザインでイオンカードを発行しておく必要があります。
コレクター的な目線や、レア度を狙うのであれば、ミッキーが描かれたディズニーデザインを狙うのもよいでしょう。私もディズニーデザインのカードを狙いました。
ゴールドカードにできるイオンカードは、はたしてどれがよいのか?
イオンカードの種類によって、ゴールドカードのインビテーション条件が異なります。ゴールドカードのインビテーションはそもそも、たくさん利用してもらえる上客や、自社サービスをたくさん使ってくれる上客を対象としたものです。こういった条件をクリアすることになります。
実は、イオンカードの種類によって、取得条件が若干異なります。
【確定】イオンカードの取得条件は年間100万円の利用
イオンカードのホームページには、公式に以下のアナウンスがなされています。
直近年間カードショッピング100万円以上の方に発行しております。(※)
※ イオンゴールドカードは、他の一定の基準を満たしたお客さまにも発行しております。
※ 審査によりお申込みの意にそえない場合がございます。
※ 直近年間カードショッピング額は、毎月10日を基準日としてさかのぼった12ヶ月の合計ご利用金額を集計いたします。
対象のお客さまには翌月中旬頃にご案内をお送りいたします。
※ 直近のご利用金額のお問合せはお答えいたしかねますので予めご了承ください(MyPageより過去24ヶ月分のご請求明細書をダウンロードいただけます)
要は、年間の利用額100万円、ということです。これはよくあるクレジットカードのゴールドカードのインビテーション条件に採用されいているものです。イオンを普段から利用する人や、根気よく待てる人は、普段使いのカードとして活用すれば、それほど難しい条件ではないかと思います。
そのほかの条件として、ネットで情報を調べると、以下のような取得条件もあります。
- 年間カード利用金額が100万円以上
- クレジットカードの利用金額累計が、500万円以上
- 年間のカード利用件数が120件以上、かつ利用金額80万円以上
- イオングループのみの利用が直近1年間で60万円以上
「年間カード利用金額が100万円以上」は公式で明言されているため、確定です。そのほかの条件は、明言されていないものの、公式サイトに「他の一定の基準を満たしたお客さまにも発行しております」とあるため、年間100万円の利用条件以外の候補として可能性があります。
イオンカードセレクトに、インビテーションの条件に変更があったかも、という情報がありました。真偽は定かではないのですが、500万円の定期預金がもしかしたら無効かも、ということでした。以下の項目がインビテーション対象外の可能性がありますのでご注意ください。
定期預金残高が500万円以上投資信託残高が100万円以上個人年金保険を契約
ここから下は、2017年中に私がイオンゴールドカードを取得した定期預金の方法です。確実にインビテーションを受けるには、年間利用で100万円以上か、イオン住宅ローンの利用となります。
【確定】イオンカードセレクトを申し込んだ方が、最短ルートで発行が可能
イオンカードセレクトでは、利用額100万円の条件以外にも、以下の方法でゴールドカードのインビテーションを受けられるとされています。
- イオン銀行の住宅ローンを利用
- 定期預金残高が500万円以上
- 投資信託残高が100万円以上
- 個人年金保険を契約
これらもネットでウワサされる情報ですが、「定期預金残高が500万円以上」は実践して、およそ3ヶ月でゴールドカードのインビテーションが届きました。
ゴールドカードのインビテーションは、審査員による審議ではなく、利用額や条件を達成することによる、機械的なオペレーションで決定されるものと予想します。
イオンカードセレクト入会→即500万の定期預金預け入れ→3ヶ月でインビテーション
今回のイオンカードセレクトはコレクション的な意図が強いため、普段使いはしません。年間100万円利用でカードを育てるのもよいのですが、日本三大ゴールドカードすべて保有を目指していたため、定期預金という最短ルートを採用します。
イオンカードセレクトを選び、500万円の定期預金を3ヶ月保有した結果、無事にインビテーションが送られてきました。封書にての案内です。しかしながら、マメにサイトをチェックしていたところ、インビテーションの封書が届く前に、管理画面上でゴールドカードの切替ができる状態となっていました。ゴールドカードの切替資格を得ると、ネット上でも手続きが行えるようです。私の場合、申込書の返送ではなく、ネットから切替を行いました。
そして、封筒はこのようなデザイン。カードブランドはJCBのディズニーデザインであったため、それ専用の封筒だと推測します。
さっそく開けてみると、イオンゴールドカードの説明や、特典などが記載されています。
イオンゴールドカードの特典
一般カードにはない、ゴールドカード限定特典は以下の4つです。
- 海外旅行傷害保険が付帯(自動付帯)
- 国内旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- ショッピング保険がグレードアップ
- 羽田空港のエアポートラウンジサービスが利用可能
- イオンラウンジサービスが利用可能
海外旅行傷害保険(最高3,000万円)
海外旅行中にケガや病気を被った場合に保険金が支払われます。カードご利用の有無にかかわらず適用になる、自動付帯です。持っているだけで得するカード、ということになります。
補償内容・支払限度額
傷害による死亡・後遺障害 | 傷害による治療費用 | 疾病による治療費用 | 賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
---|---|---|---|---|---|
3,000万円 | 200万円 | 100万円 | 3,000万円 | 30万円※ | 100万円 |
国内旅行傷害保険(最高3,000万円)
国内旅行中にケガを被った場合に保険金が支払われます。これは利用付帯で、このイオンカードゴールドで旅費や宿泊費を支払う必要があります・
補償内容・支払限度額
傷害による死亡・後遺障害 | 傷害による入院(最高180日分) | 傷害による通院(最高90日分) |
---|---|---|
3,000万円 | 日額5,000円 | 日額3,000円 |
ショッピングセーフティ保険(年間300万円まで)
イオンゴールドカードで買物した商品(1品5,000円~300万円)が偶然の事故により損害を被った場合、購入日から180日間、年間300万円まで補償されます。
イオンラウンジサービス
イオンラウンジとは、全国170箇所以上あるイオンやザ・ビッグの店内にあるラウンジです。お金を出せば入れるわけではなく、一定の条件を満たした人(ゴールドカードの保持者や、イオンの株主優待保持者など)が利用できるスペースです。空港のラウンジのようなサービスがあります。主立ったサービスは、以下です。
- ソフトドリンク、お菓子の提供
- wi-fiの利用
- 雑誌の貸し出し
宮城県では、イオンタウン仙台泉大沢、イオン富谷店、イオン名取店、イオン石巻店にラウンジがあります。写真はイオン名取店のようすです。
イオンゴールドカード
実際に届いたイオンゴールドカードが、こちらです。JCBをチョイスしたため、ディズニーデザインのクレジットカードです。
通常のイオンカードと比較すると、ゴールドカードながらも、色数が減ってけっこう落ち着いた雰囲気になっていると思います。通常のクレジットカード、全体的にまとまったデザインではありましたが色数が多いんですよね。エアメール風のデザインをそのままに、ゴールドのワントーン化されたデザインです。
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